事務所ブログ『汗まみれ日記』

■消費税免税店を開こう!その1 ~免税店にはどんな種類があるの?~

免税店バナー2

目次
その1 ~免税店にはどんな種類があるの?~
その2 ~免税品として販売できるものは家電製品から化粧品、民芸品まで様々~
その3 ~近隣店舗で一緒に免税販売を盛り上げよう!「手続委託型」の申請手続きはどうやってするの?~

鎌倉の海野税理士事務所よりスタッフのよしはらです。
今回より、消費税免税店制度について、どうしたら免税店になれるか?
を中心にご紹介するコーナーを担当することになりました。

さっそくですが、免税店でお買い物♪と聞けば、海外旅行の楽しみの一つ
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、最近は国内に居ても、「免税」の文字を目にする機会が増えたと
感じている方も多いのではないかと思います。
そうです。日本を訪れる外国人旅行者の方々を対象に、
「消費税を免除して」販売できる商品の種類やお店が増えているのです。

 

■訪日外国人観光客はビッグマーケット

日本を訪れる外国人旅行者の方は、2013年に初めて1000万人を突破し、
2015年には前年度47%増の1973万7400人を達成。

3年連続で過去最高を更新しています。
2014年に日本を訪れた外国人旅行者の方々が使った旅行費用のうち、
宿泊代と買い物代がそれぞれ3割占めるなど、日本での「お買い物」は
旅行者にとって大きな魅力となっているようです。
2015年に、「爆買い」が流行語大賞に選ばれたことも納得ですね。


免税販売できるお店なら、旅行者の方々に利用してもらえて売上Upの
可能性も?!
あなたのお店で、もしくは商店街などで、免税販売を導入するには、何が必要なのでしょうか。


■免税店のタイプに2015年から「手続委託型」が登場

免税店には、「一般型」と2015年から導入された「手続委託型」があります。
①「一般型」は、商品を販売をする販売店自らがその場で免税手続きを行い、
②「手続委託型」は、商店街の一角や、デパートなどショッピングモール内に
免税手続きカウンターを設置し、免税販売手続を代理する事業者に委託する、
というものです。

外国人が多く訪れる地域のお土産物街などの一角に、複数のお店が協力して
手続きカウンターを設置すれば、1店舗で設置するよりも負担が低くなる可能性があり、また、旅行者にとっても、まとめて免税手続きできるといったメリットがありますので、観光地としての魅力向上にもつながるかもしれません。

事例として、こんな記事も出ています。
http://www.kanaloco.jp/article/80745
http://www.asahi.com/articles/ASH7367FYH73PLFA00F.html
他に免税店の種類には、クルーズ船等が寄港する港に
臨時に販売場を設置するタイプもありますが、
このコーナーでは割愛します。

type
※金額は、ひとり一日一店舗あたり

■免税の対象となる商品は、2区分

免税の対象となるものには、「一般物品」と「消耗品」の2区分がありますが、
それぞれに1日あたりの購入金額が定められています。
免税店が、商店街等に設置される「手続委託型」の場合には、
複数の店舗で購入したものを合算し、その合計額で判定することができるという利点があります。

単独店舗では需要が少なかったり、金額が下限に達しなかったりする場合でも、
複数店舗でのお買い物を合算できる、「手続委託型」であれば、観光客にとってもメリットがあり、対象となる幅が広がった印象があります。

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次回は、「一般型」・「手続委託型」といった免税店の種類と、
免税対象となる商品について、もう少し詳しくみていきたいと思います。

免税店になるために具体的な手続きを知りたい方やお問い合わせはこちらからどうぞ
目次
その1 ~免税店にはどんな種類があるの?~
その2 ~免税品として販売できるものは家電製品から化粧品、民芸品まで様々~
その3 ~近隣店舗で一緒に免税販売を盛り上げよう!「手続委託型」の申請手続きはどうやってするの?~

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