こんにちは、スタッフの葭原です。
2020年の上半期は、コロナウィルスの影響を受けて働き方が一変した方も多かったのではないでしょうか。我が事務所もリモートワークが本格化し、変化の時となりました。出勤せずとも、少人数で質の高いサービスを提供するにはどうしたらいいかが、事務所の課題の一つでもあり、業務の中で最も作業時間に差が現れるのが帳簿を付けることです。そこで今日は事務所で使っている会計ソフトについてご紹介します。
現在、海野事務所では、お客様のニーズに応じてクラウド型はFreeeとMFクラウド会計を、インストール型は弥生会計と、3種類の会計ソフトを使い分けています。(弥生会計にもクラウド型の製品がありますが、事務所で取り扱っているのはインストール型です)
会社さんごとのニーズに応じて、相性のいいソフトを見極めます!
クラウド型は、自計化を目指したい会社さんやPC操作に抵抗感のない方、常に手元で帳簿データを確認したい方にはとっても便利ですが、ソフトの利用料などある程度のランニングコストがかかります。弥生会計は、事務所にあるインストール型を使う場合は、お客様の費用負担はないですが、スピード感で言えばクラウド型にはやや劣るところがあるかも知れません。とは言え、創業間もない会社さんや、取引の件数が多くない場合、数か月に一度数字をチェックできればいいという場合には弥生会計がフィットすることもあります。
クラウド型は自動化が強み
クラウド型は数々の取引をなるべく自動化してコンピュータに覚えさせて処理していこう、というのが基本姿勢です。決まった店名がついていたら、自動的に仕入高として仕訳を作成するといった条件をどんどん作成していくことで、毎回の手間を省略することがゴールです。
下の画像は、Freeeの機能で「ガス」というワードのついた50,000円までの決済データがあれば、自動的に水道光熱費として登録する、ということを設定する画面です。定例の取引はこうした機能を使うことで自動化を進めていきます。
取引の種類によっては、手入力が効率的な場合も…!
しかし、取引を定型化しづらい会社さんは、CMで見るほどには自動化できないこともあります。そもそも、経理データが紙ベースの会社さんについては、クラウド型は人間が入力するという考えた方が薄いために、その機能が弱く、反対に手間がかかることも。これだったらインストール型の弥生会計に私たち事務員が手入力した方がよほど早いよね、ということもあります。
取引をデータ化できるかどうか、またそのために投資できるかどうか(例えば、売上が自動で帳簿に記帳されるように、レジをAirレジやスマレジといった、インターネット接続できるものに変えるなど)は個々の事情がありますので、総合的に考えて、会計ソフトを決めることが重要になってきます。自動化できるクラウド型が万能かと言えば必ずしもそうではなく、あくまでそれぞれの会社さんに合うかどうかが肝心なのです。
もちろん、1年経過したところでやっぱりクラウド型にしたい、インストール型に戻りたいといった希望があれば、対応も可能です。
毎月、試行錯誤
私たちも、例えば現在コピーでもらっているこの資料は、データをダウンロードしてもらってメールで送っていただく方がお客様の手間も省けるし、入力処理も早くなるのでは?とか、来期はインストール型のソフトの方がこの会社さんには合うかも知れないな、とか模索しながら、毎月、帳簿のスピードと完成度を上げていくようトライ中です。
最近、リモートでヨガを習い始めました。受講料はLINEペイで支払い、GoogleMeetを使ってPC画面を見ながら汗を流しています。まさに今年だから始まったスタイル!LINEペイなどのキャッシュレス決済はクラウド型の会計ソフトには欠かせないものです。次回のブログでは、キャッシュレス決済について見ていきたいと思います。