リクルート募集が今年も始まりました。ご応募くださる方々に、事務所のことをお伝えするスタッフインタビュー、事務所の鎌倉移転時から活躍している葭原奈穂さんに聞いてみました。
Q1| まずは、入所どれくらい経ちますか?また、前職などを教えてください。
葭原| 今、入所8年目です。前職は、飲食業でした。それまでにも、インターネット関連や旅行会社など色々な職業を経験しましたが、今の仕事では、顧問先様の業種も色々なので、異業種での仕事の経験が活かせていると思います。
Q2| 前職とは全く畑が違いますが、現在はどのような仕事をしていますか?
葭原| ”税理士事務所”と聞いて、一般的に想像される仕事は『帳簿をつける』かと思いますが、この記帳業務の他にも、決算や各種税金にまつわる税務申告のために申告書を作成したり、損益の予測や家計のライフプランニング、相続対策のための資料作成などもあります。
税法には、特例や適用要件といった言葉がつきもので、あるケースに対してそれが使えるのか?といったことを調べる仕事も結構多くあります。
Q3| 事務所での仕事は楽しいですか?
葭原| 大変でもやり遂げた達成感を楽しいと思える人には楽しい仕事です。決算を担当する度に、もう無理だ…と思うものですが、それをクリアすると、自分自身でも一つの成長を実感することができます。仕事が立て込んだり、煮詰まったときには周りに相談して、担当の割り振りを見直してもらったりもしますので、そういう時には事務所のチームワークが発揮されると思います。
Q4| 子育て・ママをしながらの仕事ではどういうことに気をつけていますか?
葭原| 学校の参観日で休みを取ったり、習い事の都合で定時退社したり、といったことにも柔軟に対応してもらっていますので、育児と両立しやすい環境に恵まれていると思います。税務申告には期限があるので大変ですが、逆にいつ頃忙しくなるのかが見通せる部分もありますから、繁忙期は子どもの体調を見ながら前倒しで仕事を進めていくように心がけています。ある程度年数を経ると、任せてもらえる部分が増えますので、自分の裁量でコントロールしやすい働き方だと思います。
Q5| どうしてものときは、在宅ワークをすることもあるようですね?そのさいの環境はどうなっていますか?
葭原| はい、会計的仕事(入力作業)については在宅ワークをすることもあります。会計事務所専用のソフトやセキュリティの都合がありますので、自宅のパソコンからリモートで事務所のパソコンにアクセスして仕事をします。事務所で仕事をするのと何ら変わりない環境です。深夜・早朝なども仕事ができるので、時間を有効に使うことができる反面、ずるずると仕事ばかりにならないように、意識して切り替えるようにしています。
Q6| 葭原さんの仕事の1日のスケジュールをざっくり教えてください。
葭原| そうですね。
まずは朝、メールチェック:自分で返信できるもの、海野に確認の上返信するものなど、分類しながらお客様へ回答をお送りしていきます。
それからグーグルカレンダーのチェック:自分自身の仕事の進捗確認と、海野のスケジュールを確認して、いつまでに何を終えるか、そのために今日はどこまで進める必要があるかを整理していきます。
朝のミーティング:他のスタッフや海野と連携する部分について調整したり、担当のお客様からのご相談ごとを報告したり、勉強会があったりします。その後は、帳簿の入力や資料作成など、実際の作業に入っていきます。
Q7| 海野とはどういったやりとりをするのですか?
葭原| 担当のお客様によって色々ですが、帳簿を入力した結果、気になる点を報告したり、頂戴したご質問やリクエストに対処するため、どういった資料を作成するかなど方向性を確認したりします。海野は外出も多いので、まずはメールで状況整理して概要を伝えておき、それを踏まえて口頭で指示をもらうことも多いです。
Q8| お客様とはどの程度やり取りするのですか?
葭原| 決算の時期は、1日のうちに何度もやり取りさせていただきますが(笑)、それ以外は、ひと月分の帳簿を入力し終えたタイミングにメールで質問をお送りしたり、お電話するといったことが多いです。給与計算もご依頼いただいている場合は、支給日の前にもちょっとした確認を取ったりします。
Q9| この仕事で必要なことはどんなことですか?
葭原| お客様毎の担当制なので、責任感をもってやり抜く気概が必要だと思います。また、毎年同じように処理していれば良いのではなく、その年ごとに様々な出来事が発生しますので、初めてのことでも自ら勉強して解を探しだせるといいと思います。事務職ですが、ルーティンをこなしていればいいという仕事ではないので、好奇心や向上心など、より良いものを求める成長意欲が必要ですね。
Q10| 知識をつけることがお客様へのいいサービスにつながると思いますが、どのような資格が仕事に活用できますか?
葭原| 簿記は必要だと思います。FP(ファイナンシャルプランナー資格)なども仕事の領域と重なるところが多いので持っていると利点がありそうです。「お金」についての資格ですので、公私ともに役立ちます笑。
Q11| 今後、AIなどの活用で、仕事はどのように変化すると思いますか?
葭原| データ入力のような繰り返し作業は、どんどん自動化が進むと思いますし、事務所はどんどん取り入れていく方針です。なので、その結果見えてくる財務状況を分析する仕事や、お客様のニーズを把握して解決策をご提案する仕事に重心が移ってくると思います。
Q12| この仕事のやりがいは何ですか?
葭原| 専門性を高めつつ、自分の仕事によってお客様のお役に立てたという実感が得られることだと思います。
Q13| 最後に今後ご応募くださる皆様に一言。
葭原| 大変なことも多いのですが、その分、お客様へ貢献できる仕事です。達成感とやりがいはひとしおです。事務所は、素敵なお客様に、最高のサービスを極めていこうよという方針で、働きやすいです。一人一人が成長できる環境にもあると思うので、ルーチンだけではないお仕事を探していらっしゃる方、ぜひご一緒にお仕事しましょう。
おしまい。