事務所ブログ『汗まみれ日記』

■スタートアップIT企業から士業事務所へ!
はじめての業界で感じたギャップ

8月より海野税理士事務所でお仕事をしている翁と申します。

前職のスタートアップIT企業には、Webエンジニア&ライターとして約4年弱勤務しました。

1児の母としてドタバタな日々を過ごしながらスタートアップ企業で働くことに限界を感じ退職したのち、ご縁があり海野税理士事務所へ入所した次第です。

今回は全く異なる業界へ飛び込んでみて感じたギャップをお伝えしていきます。

育児と仕事の両立が難しく前職を退職

 

前職のスタートアップIT企業ではフルフレックス・フルリモート(※1)を採用しており、非常に自由な働き方ができる環境でした。

ただし、自由の裏にはいつでも働くことができる面もあります。
子どもがあまり体の強い子ではないため度々保育園をお休みしているのですが、日中に仕事できなかった日は子どもが寝てから深夜まで仕事をしていました。

不規則な労働を続けるうちに心身ともに苦しくなり人事に相談しましたが、
「そこまで子どもを優先して大事にしたいのであれば、無理して仕事を続けることもないのでは」
と言われて吹っ切れたことで退職を決意。

よい求人が見つかったらまた働こうと気楽に考えていたところ、退職から数か月後に弊所の求人を発見しました。

※1 ほぼ全員が全く出社せず在宅やコワーキングスペースなどで就業。そしてコアタイムがないため、いつ働くかは社員の自由でした

なぜ畑違いの税理士事務所に?

正直なところ、私は税理士事務所に対してアナログ・固い・激務のイメージを抱いていました。
弊所の求人も「希望職種はライターか広報だから興味ないかもしれないけど、場所が条件に合っているから見てみるか」と思いながら覗いたくらいです。

しかし、求人やホームページに目を通すとすぐに、アナログ・固い・激務のイメージが飛んでいきました。

私がここで働いてみたい!と思った理由は下記5つです。

・デジタル化に前向きで積極的に導入している
・代表・海野が書籍を多数出版している
・ほぼ全ての職員が子育て中である
・これまでの経験を生かせそう
・地元・鎌倉に貢献できそう

代表がデジタルに明るければ、きっと働いている方々にデジタル化への抵抗感を抱いている人はいないはずだと考えました。

しかも、今後出版に関わることができるかもしれない点は、読書好きでライター経験のある私にとって非常に魅力的です。

また、一緒に働く方々が子どもを育てながら働いていらっしゃって勤務時間や日数も柔軟に対応しているので、激務への不安もなくなりました。

そして、私のいままでの経験を活かしながら大好きな地元で働けて貢献にもつながるとなれば、
「私はここで働くしかないのでは?」と感じたほどです。

IT系企業と士業事務所のギャップ

まだ働き始めて1か月も経っていませんが、スタートアップIT企業と税理士事務所とのギャップをいくつか感じているのでご紹介します。

入所2日目にして遅刻

前述の通りフルフレックスだった前職には、遅刻の概念がありませんでした。
「9時ごろからはじめますー」や「朝起きれなかったので、いま(すでに昼13時)からはじめます」と、みなさんゆるっとしていたのできっちりと時間を気にしたことがあまりなかったのです。

時間にゆるめの環境にどっぷり浸かっていたため、バスが遅れて始業時刻に間に合わないと気付いたときは「始業時刻って、たぶん遅れちゃだめなんだよね……?」と顔が青ざめました。

ただし、遅刻しそうです!と連絡をしたときには「大丈夫だから気を付けてきてね」と気遣ってくださいます。
遅刻したからといって「もっと早く家を出んか!」と怒られるような環境ではないので、一応書いておきます笑

ファイルのアップロードとダウンロードにあたふた

前職はOfficeツールではなくGoogle Workspaceを使用していたので、GoogleドキュメントとGoogleスプレッドシートに慣れています。

そのため、ファイルを共有するときにURL貼りつけではなくファイルをアップロードかダウンロードしなければならないことにあたふたしてしまいました。

極度のめんどくさがりなので、少しわずらわしさを感じてしまったのは確かです(笑)

注意されるかな大丈夫かなと不安に思いつつ、個人的なメモの共有をNotionで送ってみたのですが、海野は「Notion使っているんだね!今度お話きかせてね」と優しく対応してくださりほっとしました。

いまお時間よろしいでしょうか?

この文言を、口頭で伝えたのは何年ぶりだったでしょう。

前職はテキストコミュニケーションが主流でしたので、まずはSlackで「~についてお聞きしたいので、お手すきでお声がけください」とチャットを送り、相手が都合の良いタイミングで声をかけてくれる流れでした。

それに加えてほぼリモートで仕事していたため、一日の中でおしゃべりするのが当時2歳の子どもだけという日が本当に多かったんです。

そんな日が続くとどうなるかというと……
いざ大人と喋ろうとしても言葉がでてこないのです。

普段子どもに話しかけている言葉しか出てこず、ビジネスコミュニケーション能力の低下が著しくて恥ずかしい思いもしました。

家族以外の大人と会話ができる環境って意外と少ないので、出勤して仕事をしつつ対話もできることが本当にうれしくて仕方ないです!

一度しゃべりだすと止まらなくなってしまうので、注意せねばと思っています。

縁の下の力持ちとして事務所とスタッフを支えていきます

現在の私のお仕事は、事務所で働いているみなさんのサポートです。
学生時代から表舞台で目立つよりも縁の下の力持ちでサポートする方が好きだと感じていたので、頼ってもらえるようなポジションになりたいです。

事務所にはお客様や求職者の方がいらっしゃることも多いので、気持ちよく時間を過ごしてもらえるような心配りもしていきます。

まったく経験したことのない業界に飛び込んで不安も少々ありますが、これまでの知識や経験を活かして業務の効率化や働きやすい環境の構築に注力していきたいと考えています。

これまでの経験とのギャップや士業事務所ならではのトピックを見つけたら、どんどんと共有していきたいです。

 

S.Okina(おきな)

 

新卒から約3年間、Webエンジニアとしてシステム開発に従事。
育休復帰をきっかけにWebライターへ転向し、オウンドメディアの記事作成やフリーライターとして大手新聞社へ寄稿などを経験。
現在は海野裕貴税理士事務所にて、スタッフみんなのサポートやWebコンテンツ、SNS運用に関わる業務を行っている。

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